特別支援教室巡回相談心理士の方へ
巡回相談心理士の方へ
研修について
① 巡回相談心理士連絡会(年2回)/ 研修会(年3回)
東京都公立小中学校特別支援教室において巡回相談心理士として業務を行う方全員が対象です。
参加は任意ですが、巡回相談心理士業務を行う上で大切な内容となりますので、なるべくご参加ください。
<主な内容> ◆心理士相互の情報交換を目的として、業務をご担当している学校の様子を各自が報告、メンバーに共通する内容についてグループで討議 ◆学校で業務を行うために必要な知識を得るための講演 ◆事務連絡、質疑応答 等
なお、当研修の内、4月に開催される連絡会は、業務委託契約や事務手続きを行うため参加を必須とします。
参加費は無料です。連絡会のみ交通費実費をお支払いします。
② 個別相談会
巡回業務を行っている方のうち、希望者を対象とした個別相談会です。
1人30分程度を予定し、巡回相談経験者に個別に相談いただけます。
業務を行う上で、どのように対応したらよいか悩んでいること、困っていることがありましたら、この機会をご活用ください。
遠方の方は電話での相談も可能です。
参加費は無料です。交通費の支払いはありません。
③ 知能検査(WISC-Ⅳ 等)に関する研修
WISC-Ⅳ等の知能検査において、適切な検査結果を得るためには、標準的な検査実施方法を守って検査を実施することが大切です。
実施が円滑に、ほぼ自動的にできるようになるまで、手順を練習する必要があります。
このため、巡回相談心理士が検査実施を練習することを目的とする場合に、検査器具を提供し、自主練習できるようにサポートします。
また、スタッフと対面式で実習を行う研修も行いますので、是非ご活用下さい。
対面式には、基礎コース、実践コースがあります。研究センターに都並びに区市等から検査実施を含む業務の紹介依頼があった場合、実施実習(対面式)の基礎コースを修了した方を優先しますので、ご了解ください。
【練習方法1】WISC-Ⅳ知能検査実施方法に関する研修
- 日本文化科学社主催の「WISC-Ⅳ知能検査技術講習会」などをご利用ください。
- 研究センターが主催し、巡回相談心理士のみを対象に同様の研修を行なう場合もあります。
【練習方法2】知能検査 自主練習(WISC-Ⅳ他)
昨年度までは、宅配便で検査器具を送付し、自宅等にて貸出器具を用いて自主練習を行っていただいていましたが、2020年度は、東京特別支援教育心理研究センター 事務所(御茶ノ水)にて自主練習を行っていただくこととしております。
「WISC-Ⅳ」「WAIS-Ⅳ」「WPPSI-Ⅲ」の三種の器具を用意しています。
※日時を予約して来訪いただくような形式となります。
【練習方法3】WISC-Ⅳ知能検査 実施実習(対面式)基礎コース・実践コース
- 標準的な検査実施方法を守って検査を実施することが大切ですが、実際の場面では、対象児童・生徒はマニュアル通りの行動をしないこともあります。実際に児童・生徒を相手に行う場面をイメージしながら、スタッフを相手に実習を行なう研修を行います。
- 標準的な検査実施方法は各自で学び、10の基本検査を80分以内に実施できるようになってから、ご利用下さい。
- この実習においては、参加者は、①検査実施、②採点、③簡単なレポート作成、の3つの過程を行います。一人4時間半程度かかります。
- 検査実施や採点が円滑にできるようになるまで、繰り返し実施実習をご利用ください。基礎コースを修了した場合、実践コースを実施します。お申し込みは、両コースとも一緒です。