特別支援教室巡回相談心理士について
巡回相談心理士資格要件
公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士、学校心理士のいずれかの資格を有していること。
業務内容
目的
特別支援教室を設置する都内公立小学校・中学校において、発達障害の児童・生徒等特別な指導・支援を必要とする全ての児童・生徒 について、児童・生徒が抱える学習面・生活面の困難を的確に把握し、その困難に対応した専門的な指導・支援を実施するための助言を行う。
巡回相談の内容
(1) 公立小学校における巡回相談の内容
① 発達障害の可能性のある児童の障害の状態の把握を行い、特別な指導・支援の必要性の有無について、当該校の教員等に対し助言する。
② 児童の指導・支援に関する校内委員会における検討資料の作成に関して、当該校の教員等に対し助言をする。
③ 児童の指導・支援について、保護者と在籍学級担任等との面談に立ち会い、専門的な見地から助言する。
④ 在籍学級担任等が保護者に対して支援の開始等について説明する際に、必要に応じて専門的な見地から意見を述べる。
⑤ 特別支援教室での指導を開始する児童の個別指導計画等の作成に当たって、巡回指導教員や在籍学級担任等に対し助言する。
⑥ 特別支援教室や在籍学級での児童の状況を観察し、巡回指導教員や在籍学級担任等に必要な助言をする。
⑦ 児童の抱える困難さの改善状況を把握し、校内委員会への報告及び当該児童の特別支援教室での指導の終了に関して助言する。
⑧ 指導の対象となる児童の有無に関わらず、各学級の授業を観察し、特別な支援が必要な児童等の指導に関して、在籍学級担任等に対し必要な助言や支援を行う。
(2) 公立中学校における巡回相談の内容
① 発達障害の可能性のある生徒の障害の状態の把握を行い、特別な指導・支援の必要性の有無について、当該校の教員等に対し助言する。
② 生徒の指導・支援に関する校内委員会における検討資料の作成に関して、当該校の教員等に対し助言する。
③ 生徒の指導・支援について、保護者と在籍学級担任等との面談に立ち会い、専門的な見地から助言する。
④ 在籍学級担任等が生徒本人及び保護者に対して支援の開始等について説明する際に、必要に応じて専門的な見地から意見を述べる。
⑤ 特別支援教室での指導を開始する生徒の個別指導計画等の作成に当たって、巡回指導教員や在籍学級担任、教科担任等に対し助言する。
⑥ 特別支援教室や在籍学級での生徒の状況を観察し、巡回指導教員や在籍学級担任、教科担任等に必要な助言をする。
⑦ 生徒の抱える困難さの改善状況を把握し、校内委員会への報告及び当該生徒の特別支援教室での指導の終了に関して助言する。
⑧ 指導の対象となる生徒の有無に関わらず、各学級の授業を観察し、特別な支援が必要な 生徒等の指導に関して、在籍学級担任や教科担任等に対し必要な助言や支援を行う。
⑨ 対象生徒の自己理解・自己受容を促し、将来の自己イメージを持たせる観点から、巡回指導教員や在籍学級担任、教科担任等に対して指導に係る必要な助言や支援を行う。